ミネラル
モリブデン厚生労働省で摂取基準が定められている13種

モリブデン(Mo)

モリブデン(Mo)

ミネラル

馴染みの少ないモリブデンモリブデンは食品に含まれているよりも、金属に含まれているモリブデン網のイメージのほうが強いかもしれません。
あまり食品としては知られていないモリブデンですが、人間が生命維持するために欠かせない栄養素として、厚生労働省「日本人の食事摂取基準」に暫定値が示されています。

モリブデンとは?

血とかかわりの深いモリブデンモリブデンは「血のミネラル」とも呼ばれ、血液の生成に関わる栄養素です。
日本では、モリブデンが欠乏することはほとんどないようですが、加工食品を多く摂取する人は、不足しやすくなってしまうので、注意が必要です。

モリブデンの代謝促進作用

モリブデンは肝臓や腎臓に存在し、酵素の働きを促進することで、老廃物(尿酸)や糖質、脂質の代謝を助けています。
尿酸の代謝が抑制されてしまうと、通風になってしまう場合があります。

鉄の利用率を上げる働き

モリブデンは、鉄の利用を促進する酵素の主成分となり、血液を生成する働きを助けています。

デトックス効果

モリブデンには、銅との拮抗作用があり、体内の銅が過剰にならないように、銅を排泄する働きがあります。
しかし、モリブデンを過剰に摂取してしまうと、銅の排出が促進されて体内の銅が不足してしまいます。
銅欠乏症の原因となるので、摂取量には注意が必要です。

モリブデンを多く含む食品

日本は、土壌に充分にモリブデンが含まれているので、通常の食生活を送っていれば、モリブデンの摂取量が不足することも、過剰になってしまうこともないようです。

モリブデンの多い食品

穀類 豆類 肉類 野菜類 その他
玄米 大豆 牛レバー ニンニク 牛乳
精白米 あずき コンビーフ セロリ チーズ
そば 納豆 ハム ほうれん草 わかめ
うどん 枝豆 ベーコン グリンピース ひじき

モリブデンが不足・過剰摂取になると…

モリブデンが欠乏すると、貧血や痛風、不妊、疲れやすくなるなどの症状が現れるとされています。
モリブデンには食道がんを予防する効果があるという報告もあります。モリブデンが土壌に少ない中国やアフリカでは、食道がんの発生率が高いようです。

モリブデンの過剰摂取は、銅の排出を促すため、銅が不足してしまい、銅欠乏症となってしまう場合があります。
また、モリブデンの過剰摂取は、成長障害や神経症状、低尿酸血症、脳症、脱毛などを引き起こす可能性もあります。

日本において通常の食生活では、モリブデンが過剰となることはほとんどありませんが、サプリメントを間違った用量・用法で摂取すると、過剰摂取になってしまうので、注意が必要です。

モリブデン コラム

モリブデンはハイブリッドカーの基盤にも使われています! モリブデンに銅を添加することによってできる合金は、温度特性・導電性を持ち合わせていることから、ハイブリッドカーやロケットなどの電子基盤に使用されています。
そして、多くの家庭にある薄型テレビの液晶パネルにも、モリブデンは用いられているのです。

モリブデンは、日本でも需要の高い鉱物ですが、主にアメリカや中国で産出され、日本は輸入に頼っているのが実情です。

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