ミネラル
ヨウ素厚生労働省で摂取基準が定められている13種

ヨウ素(I)

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ミネラル

要素と甲状腺ホルモンヨウ素とは「ヨード」とも呼ばれ、体内ではほとんどが甲状腺内に存在しています。
甲状腺ホルモンの成分であり、健康維持に不可欠なミネラルですが、日本人の食生活では摂取量が過剰になりがちです。

過剰摂取も不足も健康被害を及ぼすので、摂取量には注意が必要です。

ヨウ素とは?

要素の働きとはヨウ素のほとんどが甲状腺の中に存在し、甲状腺ホルモンに関係するミネラルです。
甲状腺ホルモンには、新陳代謝のコントロール、栄養分の吸収、エネルギーを作る働きなどがあり、ヨウ素はさまざまな働きに関与しています。

ヨウ素の美容効果

ヨウ素は甲状腺ホルモンによる新陳代謝の促進にも関与しています。
皮膚・爪・髪の毛などの新陳代謝が活発になり、新しい細胞を作り出すことで、見た目の美しさを維持できます。
また、甲状腺ホルモンは、新陳代謝を活発にして脂肪の燃焼を促進します。

蓄積された皮下脂肪をエネルギーに変えることにも関与し、ダイエット効果も期待できます。

血行を良くする効果

甲状腺ホルモンには血管を柔軟にして老化を防ぐ効果があります。
そのため、血行が良くなって動脈硬化を防げます。

ヨウ素の多い食品は?

ヨウ素は海草類や魚類などの海の恵みに多く含まれています。
海に囲まれ、海洋資源が多く手に入る日本人は、ヨウ素過剰気味であり、不足することはほとんどありません。

大陸の海から離れた地域では、ヨウ素が不足している土地が多くなっています。

ヨウ素の多い食品

海草類 魚類 その他
こんぶ さば 大豆
わかめ さけ あずき
ひじき かつお バター
のり いわし 鶏卵

ヨウ素の不足と過剰摂取

日本人の食生活では、ヨウ素摂取量の不足よりも過剰摂取のほうが心配です。日本人はサプリメントなどでヨウ素を補う必要がない場合が多いでしょう。

例えば、特にヨウ素の含有量が多いとされるとろろこんぶは、一つまみ程度で耐容上限量を超えてしまうのだとか。
耐容上限量を普段から超えてしまっていると、過剰症を引き起こす可能性がありますが、たまに超える程度なら心配はないようです。

ヨウ素不足で引き起こされる症状とは?

ヨウ素が不足すると、甲状腺ホルモンの分泌が不足してしまいます。
甲状腺ホルモンが不足すると、下垂体で甲状腺刺激ホルモンの分泌を増やし、甲状腺の機能を高めようとして、甲状腺を大きくしてしまいます。
そのため、甲状腺の肥大や甲状腺腫を引き起こしてしまうのです。
また、甲状腺ホルモンが不足することで、新陳代謝が悪くなったり、体力が低下したり、成長障害、精神発達の遅れなどが生じてしまいます。

妊娠中の女性は特にヨウ素不足に注意が必要であり、母親のヨウ素が不足すると、お腹の赤ちゃんの脳・神経系などの発達や発育の遅れが生じてしまいます。クレチン症の原因にもなります。

日本ではヨウ素を摂取する機会が多いため、ヨウ素不足による障害は少ないですが、ヨウ素の摂取が困難な国では、ヨウ素不足による障害が生じているのが実情です。

ヨウ素過剰によって引き起こされる症状とは?

ヨウ素は過剰に摂取しても、健康な体では排出されて、健康被害はありません。
しかし、慢性的な過剰摂取では、排出しきれずに健康被害を生じてしまいます。

ヨウ素の過剰摂取による健康障害は、ヨウ素不足と同様に甲状腺肥大や甲状腺腫の症状があります。
ヨウ素を過剰に摂取すると、甲状腺ホルモンを過剰に分泌するために、甲状腺を発達させてしまいます。
そのために、甲状腺肥大や甲状腺腫、甲状腺機能低下症が引き起こされてしまうのです。

大豆製品でヨウ素中毒を防止!

大豆にはヨウ素の過剰摂取による悪い影響を防ぐ働きがあります。
日本人は昆布などの海藻類でヨウ素を摂取する機会が多くありますが、味噌・醤油・納豆・豆腐などで大豆を摂取する機会も多くあり、過剰摂取による中毒症を自然に防ぐことができていたのです。

ヨウ素を含む食品を過剰に摂取してしまった場合には、大豆食品を摂取するようにすると良いでしょう。

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