ミネラル
銅厚生労働省で摂取基準が定められている13種

銅(Cu)

銅(Cu)

ミネラル

銅は成長するために不可欠銅が体内に含まれているということを知らない人は多いと思います。実は、体内には約100mgの銅が含まれていて、銅は健康に欠かせない栄養素の一つなのです。
銅は成長に欠かせない無機質であり、血液を作る働きなどに関わってします。

生まれたばかりの赤ちゃんは発育・発達が盛んなので、体重あたりの銅の含有量は、大人の2倍以上とされています。

銅とは?

身体を構成する要素に使われる銅銅は、骨・筋肉・肝臓・血液などに存在し、主に鉄が赤血球の成分であるヘモグロビンを作る働きを助けています。
さまざまな酵素に関与するため、多くの働きに関わる栄養素です。

銅の効果とは?

赤血球の中のヘモグロビンは、鉄分を主成分とします。
銅には、ヘモグロビンを作るために必要な鉄分の吸収を高める働きがあります。
鉄分を充分に摂取していても、銅が不足していると鉄をうまく吸収できないので、ヘモグロビンを作れません。
銅の不足も、貧血を引き起こしてしまうのです。

また、銅には老化や動脈硬化などの原因となる過酸化脂質が作られるのを抑制する働きがあります。

銅の多い食品は?

銅は通常の食生活で不足することはほとんどなく、多くの食品に含まれています。
平成20年国民健康・栄養調査では、男女とも平均摂取量が推奨量を充たしています。

レバーや魚介類に多く含まれ、牛レバーで100g当たり5.3g、しゃこでは100g当たり3.46gの銅を含んでいます。

銅の多い食品

肉類 魚類 魚介類 豆類 種実類
牛レバー うなぎの肝 干しえび きな粉 カシューナッツ
豚レバー あんこうの肝 しゃこ だいず ごま
かも 煮干し いか 納豆 アーモンド
鶏レバー いわし かき えんどう豆 落花生

銅の不足・過剰摂取

銅が不足すると、ヘモグロビンを生成できなくなり、貧血となってしまいます。
その他、心臓障害や動脈硬化、骨粗しょう症、抜け毛・白髪などの髪の毛に関する異常などが生じます。
また、子供の場合には発育に障害が起こる場合もあります。

銅を過剰に摂取すると、嘔吐や下痢などの中毒症状を起こします。
しかし、食品によって中毒を起こすことはほとんどありません。
化学薬品の誤飲などの事故によって、銅の急性中毒を起こす場合があります。

銅製の調理器具は危険なの!?

銅製の食器や鍋、調理器具などに酸性の食品を長時間入れたままにすると、銅が溶け出してしまいます。
通常の食事では過剰摂取となることは稀ですが、調理器具などで銅中毒を起こすケースは少なくありません。
銅は汗などで排出されますが、一度に多くの銅を摂取すると中毒を起こしてしまうのです。

銅の吸収率は?

銅は摂取量が少ないとよく吸収され、摂取量が多いと吸収は悪くなる特徴があります。
また、亜鉛は銅の吸収を抑制する働きがあるため、銅が不足がちな人は注意が必要です。
亜鉛は銅を蓄積してしまう病気(ウィルソン病)の治療に用いられています。

ウィルソン病とは?

ウィルソン病とは体内に銅が蓄積されて、肝臓や脳、腎臓などに症状が現れます。
日本では150人1人程度と、比較的患者数の多い遺伝性代謝疾患の一つです。

肝臓で取り込まれた銅が、排出されずに肝臓に貯まってしまいます。
そのため、肝障害によって15歳くらいまでに発見される場合が多いです。

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